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害虫被害の軽減に向けた研究

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​サシバエ

サシバエ(上の写真)は、南極を除くすべての大陸に分布する吸血性のハエです。牛や豚、馬、羊などの家畜に加え、動物園の展示動物、さらにはそれらの飼育や管理に携わる作業者にも被害を及ぼすことが知られています。

サシバエはストロー状の細長い口器をもち、動物の皮膚をひっかいて傷をつくり、そこから吸血します。また、口器を傷口に差し込んで吸血することもあり、その際には強い痛みを伴います。牛では、日中に数百から数千匹のサシバエが集まることがあり、尻尾振りや身震い、落ち着きなく歩き回るといったストレス行動が頻発します(下の写真;牛の前脚に大量のサシバエがとまっています)。その結果、採食や反芻が妨げられ、産乳量や増体重の低下といった生産性の低下が生じます。また、吸血性という特性から、注射器の使い回しと同じ要領で多種の病原体を媒介することも分かっています。

効果的なサシバエ防除法の提案にむけて、サシバエの生態解明に取り組んでいます。

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​果樹カメムシ

リンゴや桃、みかん、ぶどう、柿など、様々な果物が、その生産過程でカメムシの吸汁被害にあっています。こうした果物を加害するカメムシ類の総称を果樹カメムシと呼んでいます。国内では数十種類の果樹カメムシが報告されていますが、とくに発生量が多い種類は、チャバネアオカメムシ(上の写真)や、クサギカメムシ、ツヤアオカメムシです。

果樹カメムシの幼虫や成虫は、攻撃を受けると強烈なカメムシ臭を出すことから、ほとんど天敵はいません。ところが、卵には、たくさんの寄生蜂がいます(下の写真;チャバネアオカメムシの卵に寄生する蜂)。

​カメムシの卵に寄生する寄生蜂に注目し、野外での発生生態を調査しています。​​

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